インフルエンザの季節到来!予防策・豆知識をまとめました
2018年11月20日火曜日
毎年寒い季節になると蔓延する「インフルエンザ」。感染すると高熱や風邪に似た症状が出るだけでなく、重篤な症状となる危険性もあります。インフルエンザが流行り出す11月、できる予防策やもしも感染してしまった時の対策をご紹介します。
インフルエンザの流行時期は?
インフルエンザが例年流行するシーズンは11月ごろから3月までです。
空気が乾燥してインフルエンザウィルスが蔓延しやすくなる12月~2月ごろに流行のピークを迎えます。ただし、近年では新型ウィルスエンザの流行に伴って、夏ごろに流行したり、4~5月以降も流行が続いたりすることも多くなりました。
千葉県では、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」にのっとり、「千葉県感染症情報センター」を千葉県衛生研究所に設置しています。千葉県感染症情報センターはつねに流行疾病に関する調査をし、情報を集計、分析した上で何の病気が流行しているかの情報開示を行っています。インフルエンザを含む疾病の流行が確認された場合には、流行の程度に応じて疾病の注意報、警報の発令や解除を行いますので、インフルエンザの流行の目安として活用すると良いでしょう。
インフルエンザの予防方法は?
流行中はもちろん、流行する前から押さえておきたいインフルエンザの予防方法をご紹介します。
予防接種を行う
インフルエンザの予防接種を行うと、インフルエンザの感染予防、もしも感染してもインフルエンザの重篤化を防ぐ効果があります。予防接種は毎年インフルエンザの流行シーズン前の10月ごろから予防接種を受け付ける病院が多くなります。予防接種を受けてから体内にインフルエンザの抵抗力がつくまでおよそ2週間かかります。流行前に摂取を済ませておきましょう。また、生後6か月以上で12歳まで(13歳未満)は十分な抗体をつけるために2回接種します。1回目に摂取してから、2~4週間をあけて2回目を摂取しましょう。(13歳以上は1回接種で問題ありません)
十分な休息を取っておく
体力が落ちたり睡眠不足になったりすると免疫力が落ち、インフルエンザウィルスに感染しやすくなります。日ごろから疲れをためないように、十分に休息を取るようにしましょう。
室内は適度な温度と湿度を保つ
空気が乾燥するとインフルエンザウィルスが蔓延しやすく、感染しやすくなります。部屋に加湿器を置いたり、洗濯物を干したりして、温度と湿度を適度に保つようにしましょう。
人ごみを避ける、外出時にはマスク着用
インフルエンザが流行しているシーズンは、人ごみは感染のリスクが高くなります。できるだけ人ごみを避け、年末の買い物などで人ごみへ出かけなければいけない時、また病院に行く時などはマスクを着用しましょう。
こまめにうがいと手洗いをする
外から帰った後や、食事の前など、こまめにうがいと手洗いをしましょう。うがいと手洗いで、手や喉に着いたインフルエンザウィルスを体の中に入れてしまうのを防げます。
もしもインフルエンザに感染したら?
高熱が出たり、体の節々が痛くなったり…もしかしたらインフルエンザかもしれない!そんな時の対策方法をご紹介します。
必ず医療機関を受診
インフルエンザに感染したかもしれない場合、必ず医療機関を受診しましょう。感染の拡大を防ぐためにできればマスクを着用、あらかじめ受付時にインフルエンザかもしれないことを告げましょう。
無理な出勤や出席は厳禁
インフルエンザの流行シーズンに高熱があるにも関わらず、仕事や学校に行くとインフルエンザの集団感染を引き起こしてしまうリスクがあります。仕事を休むと迷惑がかかる、と考える人も多いですが、インフルエンザを職場に持ち込む方が迷惑がかかってしまいます。インフルエンザと疑わしい場合はきちんと欠勤または欠席して医療機関を受診し、出勤や出席停止の期間を守ってゆっくり休むようにしましょう。
マスクを常に着用、せきやくしゃみをする時は押さえて離れて
インフルエンザに感染している時には、つねにマスクを着用します。もしもせきやくしゃみをする時にマスクをしていない時には、ティッシュやハンカチで口を押えて、人から離れてするようにしましょう。
まとめ
インフルエンザの流行時期や予防、もしもかかってしまった時の対策方法をご紹介しました。インフルエンザは、人に移さないのもエチケットです。感染した場合は潜伏期間を守って外出を控える、マスクを着用するほかにも、しっかり予防をするようにしましょう。