レトロ、なのにチャレンジャー!銚子電鉄から目が離せない!
2018年08月22日水曜日
http://www.choshi-dentetsu.jp/#wayside
菜の花畑や海沿いと、自然環境の中を走るどこか懐かしいローカル線も豊富な千葉県。レトロ感満載で人気の「銚子電鉄」もその中のひとつ。けれども、実はとってもユニークな企画を展開する鉄道会社でもあるんです。今まで色々な取り組みで経営危機を脱出してきたチャレンジャーで頑張り屋さんな銚子電鉄から今日も目が離せません。
◆鉄道運営費と電車の修理費をぬれ煎販売で稼いだ鉄道会社
出典:http://chodenshop.com/shopbrand/002/O/
銚子電鉄は千葉県銚子市にある鉄道会社です。銚子駅から外川駅の約6キロの区間を走り続ける、千葉県の誇るローカル線&レトロ鉄道のひとつ。朱色の電車が市内を走り続ける姿は、地元の人はもちろん鉄道ファンからも愛されています。ところが何度も経営危機に陥っている銚子電鉄。2007年には電車の点検費用が捻出するために、なんと銚子名物「ぬれ煎餅」の製造販売を開始。公式サイトに「電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。」と掲載したところ全国から購入支援の手が伸び、ネットを中心にしたメディアでも話題になりました。今日まで銚子電鉄の経営は、副業でもあるぬれ煎餅の製造販売業の利益で支えられています。
▼奇跡のぬれ煎エピソードをもっと詳しく知りたくなった方、ぜひこちらをお読みください!記者はなんだかとっても温かい気持ちになりました。
銚電ストーリー(奇跡のぬれ煎餅) ~人と人はどこかでつながっている~
http://www.choshi-dentetsu.jp/detail/railway/45
◆再度の経営危機!今度は「まずい棒」を販売
2018年、再度の経営危機が訪れた銚子電鉄。今度はなんとあの有名駄菓子をオマージュしたかの「まずい棒」を製造・発売。とはいえ、味はコーンポタージュをイメージしたサクサク感満載のとってもおいしいスナック。そう、味ではなく経営状態が「まずい」棒。まずい棒の製造販売に乗り出したところ、またまたメディアで話題になり無事に初回生産・販売分は完売。ネット販売も開始しようとしたところ、製造が追いつかない状態で、またも全国からの温かい支援の手が伸びています。
◆まずい棒キャラクタープロフィール◆
まずえもん(魔図衛門)
安銚18年9月31日生まれ。
「まずい…」という言葉に反応して魔界からやって来る異星人で銚電ファン。
実はこちらのデザイン、ホラー漫画の金字塔・日野日出志先生による書き下ろしなんです!銚子に縁はないそうですが、下記のお化け屋敷電車イベントをきっかけにコラボが実現したそう。 今後、まずえもんグッズの販売や発売記念イベントなどを予定しているそうなので、要チェックです!!
◆お化け屋敷電車やUFOを呼ぼうなど、チャレンジャーな取り組みは続く
http://www.choshi-dentetsu.jp/detail/news/199
ほかにも、毎年夏になるとお化け屋敷電車を運行させたり、「銚子にUFOを呼ぼう」を開催したりと、色々な挑戦的な取り組みも行っている銚子電鉄。公式サイトをのぞいてみると、地元の子供たちが書いた電車の絵を車内に掲示しました!というかわいらしいローカルなニュースにまぎれて、なかなか独自の取り組みのお知らせも豊富。車両撮影会などの鉄道ファンも大満足のイベントも随時行っていますので、銚子電鉄の色々なイベントに参加して、ちょっと違ったローカル線の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか?
◆まとめ◆
ユニークな取り組みを多く続けている、千葉が誇るローカル線のひとつ「銚子電鉄」をご紹介しました。これからも経営危機を乗り越えるために努力する、銚子電鉄から目が離せません!
<参考>
・銚子電気鉄道株式会社 公式HP:http://www.choshi-dentetsu.jp/
・銚子電鉄FB:@choshidentetsu