施策の内容~その70≪第Ⅲ項 経済の活性化と交流基盤の整備(14)≫ [3]経済の活性化を支える人づくり【雇用・人材育成】②雇用対策の推進と産業人材の育成(2)
2018年04月01日日曜日
[3]経済の活性化を支える人づくり【雇用・人材育成】
人口減少社会を迎える中、本県経済の持続的な成長や活性化を図るため、産業人材の確保・育成に努めるとともに、女性や高齢者などあらゆる人々が、自らの希望に応じて活躍できる社会づくりを進めます。
②雇用対策の推進と産業人材の育成(2)
【目標】 地域の産業を担う人材を確保・育成するため、効果的な職業能力開発を推進するとともに、県民一人ひとりの希望する「働き方」がかなうよう、きめ細やかな就労支援に取り組みます。
また、起業・創業支援や、企業における働きやすい良好な職場環境づくりを進めていきます。
■主な取組
1 若年者・高齢者・障害のある人等の就労の促進と起業・創業支援
新規学卒者や、フリーターをはじめとする職業能力を形成する機会に恵まれなかった若年者、高齢者、障害のある人等を対象として、ハローワークとの連携強化の下、 相談から就職までの一貫した就業・定着支援に取り組みます。
また、働く側(求職)と雇用する側(求人)の双方の条件とニーズに視点を向け、求職者・企業双方への支援を実施することで雇用のミスマッチの解消に取り組みます。
さらに、若者・高齢者等の新たな発想による起業・創業を促進するとともに、優秀な起業家を育成していくため、啓発から起業支援、経営支援、人脈づくりまで一貫した支援を行います。
・ハローワークとの連携強化による支援
・正規雇用での就労を希望する若年者に対する支援
・若年無業者等の職業的自立支援
・中高年齢者の就労支援
・障害のある人に対する就労・定着支援
・起業家の育成・経営支援、起業家同士による交流の促進(再掲)
2 産業を支える職業能力開発と技能振興
離職者・転職者をはじめとする様々な求職者を対象に、高等技術専門校や大学、専修学校、NPO法人、企業などの教育訓練機関を活用しながら、地域や企業のニーズに応じた効果的・効率的な職業訓練を実施します。
また、若者のものづくり離れや技能者の高齢化により技能の振興や継承が課題となっていることから、若者のものづくりに対する関心を高め、若年技能者を育成確保するため、県立高等技術専門校において、ものづくり分野の職業訓練等を実施し、主に地域の中小企業に対して一定の技能を習得した人材を供給するほか、卓越した技能者に光を当てる取組を推進します。
・就職に結びつく効果的な職業訓練の実施
・在職者への能力開発支援(人材育成支援)
・高等技術専門校と地域等との連携強化
・ものづくり分野等における技能の振興・継承
3 多様な働き方の実現に向けた環境の整備
年齢、性別、障害の有無や家庭環境などの違いにかかわらず、全ての県民がライフスタイルに合わせてそれぞれの意欲と能力を生かして働くことができる職場環境の整備を図るため、ワーク・ライフ・バランスについての県民、企業等の意識啓発を図るとともに、「働き方改革」に取り組む意識を持った企業に対してアドバイザーを派遣するなど、企業の取組を支援します。
また、多様な働き方の推進などに取り組む企業を支援するため、企業における事業所内保育所の整備を促進するとともに、民間保育所の創設・増改築の促進や認定こども園の整備等を通じて、地域で安心して子育てができる環境の整備を図ります。
さらに、賃金・労働時間など労働条件に関する法令等の制度や正しい労働知識の普及啓発を図るとともに、複雑で多様化する労働問題や心の健康問題に対する労働相談等の実施、幅広く悩みに対応する電話相談や面接、カウンセリングの実施などの相談体制の充実等、誰もが安心して元気に働き続けられる職場環境づくりを促進します。
・ワーク・ライフ・バランスの推進
・仕事と家庭の両立支援に取り組む企業等の表彰
・事業所内保育の促進
・保育所の整備促進(再掲)
・労働分野における正しい理解を進めるためのセミナー等の実施
・メンタルヘルス相談も含めた労働相談の実施
・幅広く悩みに対応する相談体制の充実
・空き公共施設等を活用した企業誘致(再掲)
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