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施策の内容~その41≪第I項 安全で豊かなくらしの実現(41)≫ [5]みんなで守り育てる環境づくり【環境】④野生生物の保護と適正管理(1)

  千葉県全域

2018年04月01日日曜日

オニオン編集部投稿

施策の内容~その41≪第I項 安全で豊かなくらしの実現(41)≫ [5]みんなで守り育てる環境づくり【環境】④野生生物の保護と適正管理(1)

2018年04月01日日曜日

[5]みんなで守り育てる環境づくり【環境】

本県の豊かで美しい自然をしっかりと将来に引き継ぐため、低炭素社会や循環型社会の実現、自然との共生に向けて、などにより一人ひとりの意識の向上を図るとともに、県民・企業・行政など様々な主体による環境への負荷を軽減する取組を進めていきます。

④野生生物の保護と適正管理(1)

【目標】 生動植物の種の保存を図るとともに、特定の鳥獣の著しい増加や生態系等への影響を及ぼす外来種の侵入を防ぎ、生物多様性を保持します。人と野生動物とが適切に共存できる環境を目指します。


■現状と課題
本県の豊かな自然環境は、本県固有の地形と人々の営みから生み出された独特な生態系からなっています。県民がその豊かさを実感しながら未来に引き継いでいくためには、生態系のバランスを崩さないように努めていく必要があります。

県では、野生生物の実態を把握し、その保全を広く県民に呼びかけるために、絶滅のおそれがある野生生物をリスト化した上で、千葉県レッドデータブックとして公表しています。

現在、公表しているレッドデータブックでは、消息不明・絶滅生物と最重要保護生物を、動物ではそれぞれ78種と248種、植物では92種と233種記載しており、その種類数はリストを見直す度に増加しています。

野生生物の絶滅や個体数減少の原因としては、湿地の埋立て・水質悪化、生育地周辺の森林伐採、里山の荒廃などの環境の変化や、外来生物や特定の鳥獣の著しい増加による生態系への影響が考えられますが、さらに、もともと希少な種であることから、盗掘・密猟も無視できない影響を及ぼしています。

一方、捕獲の担い手の減少や耕作地の放棄、飼育していた動物の放棄などにより生じた、外来生物や有害鳥獣の増加は、生態系への影響ばかりでなく、農業や生活にも問題を生じさせています。

本県においては、人間によって持ち込まれたアカゲザル、カミツキガメ、キョンなどの外来生物による、生態系や農林業等への被害が著しいことから、個別の防除計画を作成し捕獲対策を講じていますが、これらの生物は繁殖力が強く駆除対策が追いついていない状況です。

本県における平成28年度の有害鳥獣による農作物の被害金額は約4億6,500万円であり、なかでもイノシシによる被害金額は約2億5,800万円と鳥獣全体の被害の約半数を占めており、ここ10年で約1億円から2億5,800万円へ激増しています。

鳥獣被害の発生原因は、「鳥獣の生息域の拡大」、「捕獲の担い手の減少」、「耕作放棄地の増加」など、複数の要因が関連していると考えられており、農作物被害以外にも、道路の法面を崩すなどの生活被害の発生や森林の下層植生などの生態系への影響も懸念されることから、早急に対策を強化する必要があります。

■取組の基本方向
ミヤコタナゴ、シャープゲンゴロウモドキ、ヒメコマツなどの絶滅が危惧されている希少な動植物の保護・増殖に取り組むとともに、本県の豊かな自然環境と生物多様性の重要性について理解の促進を図るため、普及啓発に努めます。

また、アカゲザル、カミツキガメ、キョンなど、生態系へ悪影響を及ぼし、県民生活や農林業等に被害を与える特定外来生物については、根絶に向けて、集中的な防除に取り組みます。

さらに、農林業等に甚大な被害を及ぼし、生活被害や生態系への悪影響をもたらす、イノシシ、ニホンジカ、ニホンザルなどの有害鳥獣については、適正管理に必要な生息状況調査や市町村等への支援等に取り組み、生息数を適正な水準まで減少させます。

特定外来生物:法律に基づいて、生態系、人の身体・生命、農林水産業などに被害を及ぼし、又はおそれがあるものとして、輸入、販売、飼育、栽培、運搬などが禁止されている生物のことをいいます。

 

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