2013年12月24日火曜日
大晦日に笑っている人たち【千葉自慢】

「お楽しみ探検隊」隊長が発見した地元自慢ネタ。10万人の「千葉都民」のための、地元を語れるエピソード選!
題して
「オフィスで 飲み屋で 千葉自慢。」
このコーナーは……
千葉のことを千葉以外で自慢できるようにするための千葉の魅力とお慶びごとを一緒に探していくコーナーです。
大晦日に笑っている人たち
「わはは、おほほ」奇妙な集団が大爆笑しかも大晦日に境内で(笑)
ご存知でしたか?
千葉市には昔「千葉笑い」という民間風習があったことを。
お面をかぶった人たちが大晦日の夜中に集い、不満を叫び、全員で笑いに笑う…そんな不可思議でどこか微笑ましい、年に一度の恒例行事だったのです。
大晦日の深夜。
千葉寺の境内に付近の農民や町人が誘い合って集まり、普段は決して言えない殿様や代官など権力者への素朴な不満を思いっきり叫んだのが「千葉笑い」。
参加者は「おかめ」や「赤鬼青鬼」などのお面で顔を隠す習わし。
「最近、近所に博徒が多くうろついて、金や物を荒らされてこまる。なんとかしてくれ~」とか、「漁師の縄張りをはっきりさせ、みんなが喧嘩をしないで生活できるよう、なんとかしてくれ」などなど。
中には「うちの亭主は、働きもせず朝から酒を飲んで…」と女房が亭主をやり込めるひとこまも。
周りの者は「そうだそうだ」とあおって、大笑いで笑ってみせて共感を表し、鬱憤をはらすのです。
いつ頃から始まったか定かではないですが、江戸幕末くらいまでずっと行われていたそうです。
あの小林一茶も句を詠んでいるんですよ。
千葉寺や 隅に子どもも むり笑い(一茶)
今年の千葉笑いは「千葉笑い復活振興会」により12月31日の14時~16時に行われます。
見物自由、振る舞いの甘酒もご用意。
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