「ちば起業という選択を。」ちば起業家交流会県内10ヵ所にて開催
2017年09月07日木曜日
千葉で起業する様々な魅力を伝え、ちば起業という選択を、千葉を愛する多くの人々へ届けたい…。そんな想いから立ち上がった本事業も早3年目。起業とは決して楽なものではないが、それ以上に多くの喜びや感動がそこにはある。数々の苦難を乗り越えながらも挑戦し続け、千葉で活躍する多くの起業家たちは、その喜びや感動を知っている。本交流会はそんな起業家たちの経験や知恵を聞くことができ、また、その想いを肌で感じることができる場だ。
ちば起業家応援事業
本事業では、ビジネスプランコンペティション(以下略ビジコン)を実施するとともに、県内各地域での「ちば起業家交流会」、幕張メッセでの県内最大級の起業イベント「ちば起業家大交流会」が開催される。起業家応援の機運を高め、起業家育成につなげることを目的として実施されている。
千葉の課題をアイデア、ビジネスで解決「CHIBAビジコン2017」
千葉県の問題解決につながる5つの主要テーマ「ちばの食」「インバウンド促進」「子育て支援」「健康づくり」「自由課題」。各テーマのニーズに対応した新たな発想・新たな手法による、千葉発の起業を積極的に応援するためのビジコンも実施される。県内での起業を前提とした内容で、千葉県の課題解決につながるビジネスアイデア・ビジネスプランを広く募集して選考、表彰、支援することで、経済の活性化を目指すものである。ちば起業家賞の募集は2018年1月30日㈫に行われる「ちば起業家大交流会in幕張メッセ」での最終プレゼンテーションで、千葉県知事賞(ちば起業家大賞1名/ちば起業家優秀賞2名)が決定する。また、アイデアや熱い想いを評価する協賛企業賞の発表・表彰も行われる。千葉の課題に対するビジネスアイデア・ビジネスプランを持っている人であれば、年齢性別問わず、個人やチーム、法人での応募が可能だ(※法人の場合は創業前または、創業後5年未満(第二創業含む)に限る)。応募期間は2017年11月20日までなので、起業や業務拡大のアイデアを持っている人は、是非、挑戦してみて欲しい。
「ちば起業家交流会」県内10ヵ所で開催
「ちば起業家交流会」は、起業家同士の情報交換や人的ネットワーク形成を支援することで起業機運を醸成し、地域内で継続的に起業家を応援・支援する仕組みづくり、地域活性化へとつなげている。地域の起業家を知ってもらう「起業家によるプレゼンテーション」では、具体的に起業を考えている人や、起業したばかりの経営者による事業紹介のプレゼンを実施。交流会参加者からの投票で優勝者が決定する。そのほか、ロールモデルとして地域の先輩起業家によるプレゼンテーションや、ディスカッションなど会場毎に趣向が凝らされ、交流会の実施、起業相談ブースの設置など、起業機運を高める内容となっている。
8月19日㈯に開催された「ちば起業家交流会in市原」は、160名を超える参加者を迎え盛会のうちに幕を閉じた。各々ビジネスアイデアを持った5名のプレゼンターのプレゼンテーションのあと、市原市長を交えてのパネルディスカッションも行われた。交流タイムでは、市長自ら積極的に多くの参加者と名刺交換や挨拶をする光景が印象的であった。プレゼンター、起業を目指す人、起業家・経営者、学生など様々な人々で賑わった会場からは、「普段なかなか出会うことがない人との交流ができて本当に良かった」という声も多く聞かれた。第1回開催の習志野、第2回開催の市原に続き、今後は10月(白井・八街・いすみ・船橋、市川、八千代、浦安の合同・千葉)11月(松戸・銚子)12月(茂原)で予定されている。また、来年1月30日㈫には幕張メッセにて、本事業の集大成ともなる「ちば起業家大交流会」も開催される。昨年は、経営者や起業を志す約2500名の人が参加した大交流会だ。人脈を広げ、新たなビジネスチャンスを掴む交流の場として是非活用したい。
起業家たちのチカラで地域を活性化
世界を変えるような企業も、人と人との情熱から生まれ、何かを成し遂げようと志をともにした仲間との出会いからスタートしている。起業に対して「何をするか?」よりも「何のためにするのか?」「誰とするのか?」が大切だと言えよう。また「実現可能か?不可能か?」「儲けられるか?儲けられないか?」の考えからは、なかなか起業のアイデアは生まれにくいもの。誰かの立場に立った課題解決の意識が、新たなサービスやプロダクトとして生み出されていく。人とつながり、人に向き合う事で広がっていく、そんなビジネスアイデアが、本事業に触発され一つでも多く生み出されていくこと、そして一度限りの人生に、ちば起業という生き方を選択する人が増え、千葉県全体の地域活性につながっていくことを大いに期待したい。