犬猫の血液型 沢村獣医科病院
2017年03月23日木曜日
犬猫の血液型
動物にも血液型があるのをご存知でしょうか?例えば猫にはA、B、AB型の3つが存在します。一方、犬はDEA1.1、DEA1.2、DEA3など人間とは全く異なる分類方法によって10以上の型があることが知られています。血液型とは、血管内を流れる赤血球の表面に付着している「抗原」とよばれる構造物の形によって決まります。例えば血液型がDEA1.1の犬には1.1型の抗原をもち、DEA1.1、3の血液型は1.1と3の抗原をもつことになります。猫の場合、A、B、あるいはその両方の抗原をもつかにより血液型が分かれます。人間のように性格診断に使われることはないですが、血液型は輸血をする際に重要な情報となります。
私たちの身近な動物は交通事故、血液の病気、大きな手術の後など様々な原因で輸血が必要となります。しかし残念なことに欧米諸国とは異なり日本国内には現在動物の血液バンクは存在しません。そのため輸血が必要な子が現れた場合、飼い主様に「供血犬・供血猫」として賛同して頂いている犬猫たちから必要な量の血液を分けてもらっています。
「供血犬・供血猫」が圧倒的に不足しております。私たち同様、犬猫たちからも「献血」が必要なのです。犬で20㎏以上、猫で4㎏以上などの条件を満たしていれば誰でも献血に協力して頂ける可能性があります。ご興味がある方は、是非当院までお問い合せください。
担当/内山獣医師
本院センター病院東金市東上宿6-37
猫専用病院 東金市東上宿7-2
保護動物の譲渡会を開催します!
日時:3月26日(日)13時~16時
場所: 沢村獣医科病院第2待合室(別館カフェ)
清掃スタッフ募集中
沢村獣医科病院
総合受付 0475-52-3935 http://www.jyu-i.com