Now Loading...

こころも温まる銭湯のあるまち【千葉自慢】

千葉・稲毛・幕張・鎌取・都賀・四街道

2017年01月27日金曜日

オニオン記者投稿

こころも温まる銭湯のあるまち【千葉自慢】

2017年01月27日金曜日

このコーナーは……
千葉のことを千葉以外で自慢できるようにするための千葉の魅力とお慶びごとを一緒に探していくコーナーです。

壁絵に被災前の象徴を描画。訪れる人の心と体を温める検見川の「梅の湯」

日本経済新聞の社説「春秋」欄に2015年3月10日に掲載され、一躍脚光を浴びた銭湯が千葉市にあります。京成線検見川駅から徒歩8分、創業100年の「梅の湯」です。井戸水を槇で沸かしている気持ちのいい湯質や露天風呂も見事ながら、はじめて来た人が思わず目を向けるのが、内湯の壁一面に描かれたペンキ絵。東日本大震災時に津波に耐えた岩手県陸前高田の「奇跡の一本松」が男湯に。女湯には復興のシンボルとなった大槌町の「蓬莱島」が描かれているのです。「東日本大震災の後にね、被災地の方を励ませないかと思って」とご主人の長沼二三六さん。新聞に紹介されてからは一躍有名になり外国人を含め多くの方がいらっしゃったようです。被災地でも「検見川の梅の湯」の名は知られることになり、ゆかりのある方が訪れて絵をじっと見つめて「肩を震わせていたこともあった(長沼さん)」そうです。身体が温まるのは当たり前、この千葉市検見川の銭湯では、こころも温まるような気がします。「私たち風呂屋ができることはこんなことしかないから」と長沼さん。いいえ、そんな思いでお客様を迎えているお風呂やさんが私たちのまちにあることが、同じまちに住む者として、この上なくうれしいですよ。
▲毎年一回描き直してもらっているそうです。「昨年震災のあった阿蘇の方々もいずれ元気づけたい」と長沼さん。

「梅の湯」さんにも訪れる「検見川エリアの歴史散策」まちあるきプランが誕生しました。詳しくは2月中旬に発行される「千葉あそび春号」をご覧ください。
リンク(2月14日正午より)http://news.onionworld.jp/news/post/44253

梅の湯
〒262-0023 千葉市花見川区検見川町2-481
(京成「検見川」駅下車徒歩10分)
TEL:043-273-8080
営業時間:15時~22時
定休日:水曜、元旦
入浴料:大人430円/中人170円/小人70円
https://umenoyu8080.jimdo.com/