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三つの愛が残るまち稲毛~後編~【千葉自慢】

千葉・稲毛・幕張・鎌取・都賀・四街道

2016年05月27日金曜日

オニオン記者投稿

三つの愛が残るまち稲毛~後編~【千葉自慢】

2016年05月27日金曜日

このコーナーは……
千葉のことを千葉以外で自慢できるようにするための千葉の魅力とお慶びごとを一緒に探していくコーナーです。


▲「稲毛村のわがアトリエ(ビゴー作)」。千葉県立美術館ではビゴーの貴重な油彩を5点展示中。当時の稲毛の海の潮の香りまで感じるようなタッチは必見です

愛があるから、残しておきたい。神谷伝兵衛とビゴー。

昭和のはじめまで多くの文人墨客が海辺の保養地として住まった町・千葉市稲毛。
後編は「愛の深さ」を知る2つのお話し。
浅草の神谷バーでも有名なワイン王・神谷伝兵衛。
その別荘は初期の鉄筋コンクリート建築として大変貴重な建築物で
素敵な洋館なのですが、「愛」がこもるのは、その部屋の中。

▲神谷伝兵衛別邸の和室。まるで一室まるまる葡萄農園(笑)

床の間の柱は葡萄の木、欄間の彫りは葡萄の実など、徹底して「葡萄」づくし(笑)。
聞けば16歳で全財産を失うなどまさに辛苦が絶えなかった伝兵衛さん。
その成功のきっかけとなったのが葡萄との出会い。想いの深さを感じます。

▲欄間もご覧のとおり。ちなみに左の「ハチ」は、伝兵衛が作った「蜂印香竄葡萄酒」にちなんで彫られたようです

 

話変わって、稲毛の海辺の家屋に住まって、
日本の風俗を独特のタッチで描いていたのが戯画作家のジョルジュ・ビゴー。
日本を愛し、その風俗を愛し、日本の女性にも深い愛情を注ぎました。
祖国フランスに帰らざるをえなくなった後、しばらくして、
そのアトリエをある画家が借り受けたそうです。

彼が屋敷に入ると開かずの間が一つ。思い切って開けてみると、
そこには日本人女性のデスマスクが置かれていたのだそうです。

マスクには黒髪も数本付着していたとか。この娘は病に倒れたビゴーの思い人だったとの説があります。
愛する人を失ったビゴー。
どんな思いでこの稲毛を去ったのでしょうか。

旧神谷伝兵衛稲毛別荘(千葉市民ギャラリー・いなげ内)

開館:9時~17時15分 休:月(祝日の場合は翌日)・年末年始
入場料:無料 ※スタッフによるガイドあり(要事前予約)
TEL:043-248-8723 住所:千葉市稲毛区稲毛1-8-35
http://business4.plala.or.jp/g-inage/

千葉県立美術館「ボン・ボヤージュ!」

期間:現在開催中~7月3日(日) 時間:9時~16時30分
休:月 入場料:一般300円。高校・大学生150円。65歳以
上と中学生以下は無料
TEL:043-242-8311 住所:千葉市中央区中央港1-10-1
https://www.chiba-muse.or.jp/ART/