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2016リオパラリンピックで銀メダル獲得

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2016年09月23日金曜日

オニオン記者投稿

2016リオパラリンピックで銀メダル獲得

2016年09月23日金曜日


鹿沼 由理恵/ かぬま・ゆりえ(写真左)、田中 まい/たなか・まい(写真右)
2013年にペアを組み、翌年には世界選手権で優勝するなど、世界トップレベルの実力を持つお二人。出発前の壮行会ではメダル獲得への決意を語った

千葉ゆかりの選手 2016 リオ・デ・ジャネイロ パラリンピック自転車競技で銀メダル獲得!

2016 リオ・デ・ジャネイロ パラリンピックパラサイクリング・2人乗り自転車競技タンデム女子日本代表
鹿沼 由理恵選手・田中 まい選手

鹿沼 由理恵:東京都町田市出身、35歳。楽天ソシオビジネス所属。2012年より自転車競技を開始し、2014年に開催された世界選手権・ロードタイムトライアルでは見事優勝を勝ち取った。生まれながらの視覚障害がありながらも、2016年のリオ・デ・ジャネイロ パラリンピックに出場、日の丸と期待を背負う。田中 まい:千葉県千葉市出身、26歳。日本競輪選手会所属。元競輪選手である田中進氏を父に持つ、まさに競輪界のサラブレッド。千葉経済大学附属高等学校から自転車競技をスタート。2014年の初優勝を皮切りに、現在までに6度の優勝。2013年から、鹿沼由理恵選手のパイロットを務める。

予選敗退の屈辱から銀メダルへ!

去る9月7日から18日にかけて開催されたリオ・デ・ジャネイロパラリンピックで、パラサイクリングの自転車競技タンデムに出場した鹿沼由理恵選手・田中まい選手が見事銀メダルを手にしました。
3000メートルトラック個人追い抜き(視覚障害)では、予選6位で決勝進出を逃し、悔し涙を浮かべていたお二人ですが、次のロード競技では気持ちを切り替え、息ぴったりの力強い走りを見せてくれました。その結果、個人ロードタイムトライアルでは堂々、銀メダルを獲得!
メダル有力候補として国内外から注目度も高かったため、個人追い抜きでの予選敗退後に行われたロード競技では、大きなプレッシャーを感じていたと思いますが、その状況下での快挙にファンや関係者から歓喜の声が上がりました。
そして、最後の競技であるタンデム個人ロードレースでは10位と、2個目のメダルに
は手が届かなかったものの、お二人のご活躍は本当にすばらしいものでした。

千葉の熱い声援がパワーになった

リオ出発前、千葉市出身の田中選手に意気込みを尋ねたとき「お世話になっているたくさんの地元の方々にご声援を頂けてうれしく思います。それを力に変えて、しっかりメダルを取れるように頑張りたい」と語っていました。地元を挙げての応援が大きなパワーになったのですね。
一方、東京出身の鹿沼選手も「千葉で大々的な壮行会を開いていただいたことや、また、千葉市は2020年の東京パラリンピックに向けてさまざまな競技が行わている地域でもあるので、タンデムという自転車競技を広く知ってもらえる機会もいただいたことに、とても感謝しています。千葉競輪場で練習を重ねたので千葉にはとても親しみを感じています」と千葉への思いを語ってくれました。

タンデムで思い切り走れる千葉競輪場


両選手が練習の場として活用している千葉競輪場。
タンデムは公道での走行が許可されていないため、お二人はリオ・デ・ジャネイロパラリンピックに向けた練習で何度も千葉競輪場を利用されていました。その練習メニューを尋ねると、ロードに乗ってタイムトライアルを意識した自転車のセッティングなどをし、息を合わせながら長い距離をトレーニングしていたとのこと。「個人では自転車の練習のほかにも、足の強化トレーニングに力を入れていました」と田中選手。鹿沼選手は「長距離を走りながら、その中に定期的にダッシュを組み込んだ練習を行っていました」
と話してくれました。
田中選手のホーム、千葉競輪場は長距離バンクが特徴なので、タンデムでも思い切り走りながら、持久力を高める効果的な特訓ができるなど、練習環境に恵まれたこともメダル獲得につながったようです。

最高に息の合う、固い絆で結ばれたペア

2人乗り自転車、タンデムは前席がハンドル操作を担うパイロット(田中選手)と後
席が全力で漕ぎ続けるストーカー(鹿沼選手)の息を合わせることが重要です。速50キロで傾斜最大45度を走ると、コーナーでは強い遠心力がかかり、これに耐えながら同時に体を傾けるには、お互いへの強い信頼感が不可欠です。つまり、タンデムはまさにお二人の「絆」が試される競技なのです。
田中まい選手はリオ・デ・ジャネイロパラリンピック出場決定後、競輪を休業しタンデムの練習に集中してきました。本業を休んでまでパイロット役に徹した、その決意は鹿沼選手もうれしかったことでしょう。お二人はもともと仲が良かったそうですが、こうした田中選手の思いや、厳しい練習の積み重ね、そして、今回、共に勝ち取った銀メダルによって、鹿沼選手と田中選手の結びつきはさらに強くなったと思います。
最高に息の合った、固い絆を持つ2人の今後の活躍に注目です。

銀メダルを手に喜びの笑顔を見せた鹿沼選手と田中選手。