イオンエンターテイメント と 千葉商科大学 が共同開発「シネマ教育事業」 カリキュラム (2カ月間) をスタート !!
2016年09月12日月曜日
― シネコン業界 初!映画を鑑賞して単位修得!
イオンシネマ84劇場を運営、国内最多の709スクリーンを展開するイオンエンターテイメント(本社:東京都港区 代表:牧 和男)は、多くのビジネス人材を輩出する学校法人千葉学園 千葉商科大学(千葉県市川市 学長:島田 晴雄)と共同で、シネコン業界では国内ではじめて「映画興行、映画製作・配給」を題材とした本格的な「シネマ教育事業」
カリキュラムを開発。10月27日(木)~12月15日(木)の約2カ月間、全8回にわたって講義を実施いたします。
現在国内の映画興行収入は2千億円規模で推移しているものの、少子高齢化、映画館入場者数の伸び悩み、家庭で映画鑑賞ができるVODサービスの拡大、若い世代の洋画離れ等、シネコンをめぐる市場環境は年々厳しさを増しています。
イオンエンターテイメントはこうした現状に危機感を持ち、「実学」を教育理念に掲げる千葉商科大学と共同で、今回の取り組みがスタートしました。
未来に向けた映画業界の拡大・成長のため、学校教育の現場に映画を持ち込み、映画興行市場におけるサービス創造を担う人材育成を目指すことによって映画のポジションをより昇華させ、社会的関心を喚起しようというねらいです。
本カリキュラムは、千葉商科大学サービス創造学部が経済産業省の2016年度「産学連携サービス経営人材育成事業」に採択された教育プログラム「インキャンパス・リアルビジネス・ラーニング※」の一環として実施します。
講義は計8回で構成。新作2本・旧作1本の映画鑑賞に加えて、外部講師による講義には、当社社長をはじめとする業界を代表するビジネスパーソンを講師に迎えています。グループワークでの実践的な学習をベースに、映画館の運営、興行市場、製作・配給などマーケティングや経営学の観点からも広く映画業界について学んでいただける充実した内容です。
カリキュラムの履修は、サービス創造学部生であれば誰でも受講可能な正課科目として編成。修得単位は1単位、履修定員は100名、定員を超えた場合は抽選となります。来年度以降もカリキュラムの内容を検証しながら継続実施を検討していきます。
イオンエンターテイメントは、今年8月に神田外語大学(千葉県千葉市学長:酒井 邦弥)との共同プロジェクトを発表。学生が中心になって企画・運営する生涯学習プログラムの共同開発に取り組んでいます。
今後もこれら一連の活動を「CINEMA EDUCATION PROGRAM(シネマ エデュケーション プログラム)」と位置づけ、映画興行市場の再興と映画文化の興隆のため、近隣の学校や団体と連携したさまざまな活動を意欲的に導入してまいります。
イオンエンターテイメント×千葉商科大学「シネマ教育事業」概要
【日程】
2016年秋学期 10月27日(木)~12月15日(木)の毎週木曜日、全8回
【会場】
千葉商科大学、イオンシネマ幕張新都心 ほか
【対象者】
千葉商科大学 サービス創造学部生(100名)
【ねらい】
映画興行市場、映画製作・配給などにおける企業サービスの実例を、マーケティングや従業員に関わる経営学の理論に当てはめて理解できるようにするとともに、「映画興行市場におけるサ-ビス創造」を担う人材として必要な感性と知識の習得を目指す。
【カリキュラム内容】
1回 10/27(木)
オリエンテーション(本講座について、国内映画産業概況について)
ゲストスピーカー:20世紀フォックス映画 営業本部 シニアマネージャー 平山義成
2回 10/28(金)~11/4(金)
フィールドワーク①
施設事前リサーチ/新作映画の鑑賞 <イオンシネマ劇場>
3回 11/10(木)
映画製作・配給とマーケティングを考える
ゲストスピーカー:
ギャガ㈱ 執行役員 宣伝部担当 兼 調達企画部 企画開発プロ デューサー 兼
ストラテジック・ビジネス推進室室長 松下剛
4回 11/17(木)
映画館ビジネスと映画興行市場について
ゲストスピーカー:
ユナイテッド・シネマ株式会社 代表取締役社長 渡辺章仁
イオンエンターテイメント株式会社 代表取締役社長 牧和男
5回 11/24(木)
フィールドワーク②
映画館バックヤード見学・支配人説明/新作映画の鑑賞<イオンシネマ幕張新都心>
6回 12/1(木)
映画サービスを考える
-感動をマーケティングする- /旧作映画の鑑賞
7回 12/8(木)
グループワーク 「映画興行市場におけるサービス創造」
8回 12/15(木)
プレゼンテーション (グループ発表)および講評
※講義内容は、都合により変更になる場合がございます。
※インキャンパス・リアルビジネス・ラーニング
(In-Campus Real Business Learning)
大学キャンパスで行われるリアルな企業活動からサービスを学び、企業とともにサービスを創造することを通じ、 サービス創造もしくはサービス経営に資する人材を育成する千葉商科大学の教育システム。経済産業省の「産学連携サービス経営人材育成事業」に2015年度、2016年度と連続して採択されている。
○千葉商科大学について
千葉商科大学は、1928年の創設以来、「実学」を教育理念とし、多くの若者を受け入れてきました。「実学」とは自分と社会に役立つ学問を意味し、各学部・学科ごとに特徴あるアプローチで実学教育を実践しています。2009年4月に開設されたサービス創造学部は、新たなサービスを創造する人材の育成を目指し、科目区分とは別に「学問から学ぶ」「企業から学ぶ」「活動から学ぶ」の3つの学びによってサービスを多面的に捉え、複合的な効果を実現することを教育の柱としています。