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千葉市への愛と誇りを育み 96万人の市民が作り上げる 本当の意味での「市民の日」に

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2015年10月02日金曜日

オニオン編集部投稿

千葉市への愛と誇りを育み 96万人の市民が作り上げる 本当の意味での「市民の日」に

2015年10月02日金曜日

千葉市長
熊谷 俊人氏

熊谷 俊人/くまがい・としひと
1978年生まれ、神戸市出身。2001年4月、NTTコミュニケーションズ株式会社に入社。2007年、千葉市議会議員選挙に立
候補し、当選する。2009年には千葉市長選挙に立候補し、初当選。現職千葉市長(2期目)として市の発展に尽力している。

 
来たる10月18日は、千葉市「市民の日」。この日をまたぐ9月下旬から10月末まで、千葉市各地で多くのイベントが催され、各施設・各団体が力を合わせて市を盛り上げている。千葉市の今後を担うリーダーである熊谷俊人市長に「市民の日」に対する考えを伺った。「ふるさと千葉市への愛着と誇りを持ち、市民同士の支えあいや助けあいを意識する日にして欲しい」と語る熊谷市長。その言葉の真意には「市民参加型“まちづくり”の実現」と「“都市アイデンティティ”の確立」を目指す市長の熱い思いがあった。

 

広がる「市民の日」市民が千葉市をつくる

平成7年に制定され、本年度で20年目を迎える千葉市「市民の日」。毎年、市公共施設の無料開放や関連行事が実施され、近年は民間企業・団体の協賛行事も広がりを見せている。そもそも「市民の日」がなぜ定められたのだろうか。「『市民の日』は郷土を愛する気持ちを確認し、千葉市民であることを感じられる日として制定されています。この街に住んでよかったと感じ、まちづくりに参加したいと思える日になれば」と熊谷市長は言う。「市民参加のまちづくり」は、熊谷市長が掲げるローカルマニフェストの一つだ。
1人の市長、7000人の市職員だけでできることは限られている。
96万人の市民全員が主役として担う〝まちづくり〟こそが大切なのである。「今、千葉市には市民が主体になって街を良くしようとする、素晴らしい流れが生まれています」
しかし、本当の意味での「市民参加のまちづくり」には根幹となる1本の芯が必要なのだという。

出身者ではないからこそ見える千葉市の魅力

父親の転勤に伴って大阪や兵庫など、さまざまな街に住んできた熊谷市長。「どの街にも歴史があり、住民はそれを大事にしています」その後、首都圏に初めて住んだとき、若干の違和感を持ったという。「西日本の方々は強烈なまでに、街の歴史やストーリーを大切にします。しかし、全国から多くの人が集まる首都圏ではその感覚が薄れているように感じました」
街とは瞬間的に生まれるものではなく、過去からさまざまな人が関わり、ストーリーが紡がれてできあがっていくもの。その歴史が都市のアイデンティティを作り上げ、住民の誇りになるのだ。高度経済成長下で全国から多くの人が集まり、急成長していった首都圏では、歴史という財産を基にしたアイデンティティが育まれにくかったのかもしれない。
熊谷市長は千葉に来たとき「これだけの宝物を隠し持った街はそうはない」と感じたという。特に都市名とも関係する「千葉氏」の存在は重要な地域資源の一つだ。その地を治めていた氏族と今も同じ名の政令指定都市は全国的にも珍しい。「この市のルーツには、鎌倉幕府の樹立に貢献した立役者の1人がいるのだと多くの人に知って欲しい」。他にも、縄文遺跡「加曽利貝塚」や「海辺や砂浜」という魅力的な地形、「大賀ハス」などを、磨けば光る地域資源として推し出している。
歴史や風土が作る「都市アイデンティティ」が確立されれば他にはない〝千葉らしさ〟が生まれ、市民には誇りが育まれる。「千葉の魅力を掘り起こし、誇りとアイデンティティを持つ。それを芯に据えた〝まちづくり〟を市民の皆様とともにしていきたい」


身ぶりを交えながら、千葉市の魅力を熱く語ってくれた。

市のこれからを考え〝行動に移す〟日へ

千葉市を語る上で、もう一つ重要な日がある。千葉氏が889年前に亥鼻周辺に居を移した千葉開府の日、6月1日だ。この日は千葉市の成り立ちを考え、歴史と繋がるストーリーを感じる日としての意義を持っている。しかし、「市民の日」10月18日にはまた違う意義があると市長は話す。
10月18日とは千葉市が政令指定都市移行の政令が公布された日。それは同時に千葉市が6つの区に分かれることが決まった日でもある。つまり、1つの大きな市が6つに分かれ、市民と行政がより近しい関係になり、ともに〝まちづくり〟をしていく基礎ができた日なのだ。「6月1 日は千葉市の歴史について思いを馳せ、10月18日には市民と行政が行動に移してその思いを結実する。近い将来『市民の日』をそんな日にしていければと思っています」


「千葉市には魅力的な地域資源(宝物)が、まだたくさん隠されているはず」と熊谷市長は語る。