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高齢化社会が進むなかシニア世代に“安心”を提案する若き介護ナビゲーター

千葉県全域

2015年03月28日土曜日

オニオン記者投稿

高齢化社会が進むなかシニア世代に“安心”を提案する若き介護ナビゲーター

2015年03月28日土曜日

株式会社アースコネクション代表
中村 芳久氏

中村 芳久/なかむら・よしひさ
1981年千葉市生まれ。高校まで野球に打ち込み、18歳からは建設業界で全国を飛び回っていた。
一転、世間から取り残されている要介護者をサポートするため、2014年1月に株式会社アースコネクションを設立。市原市在住。

 
今年1月、厚生労働省の試算により「2025年度に約30万人の介護職員が不足する」と報じられた。
そのため、就労環境の改善や雇用促進などが2015年度から本格的に始まる。
高齢化にともない、巷で介護ビジネスが急増する中、ユーザーは自分の希望に合ったサービスをどのように選ぶかが課題となっている。
そのような状況を打開するため株式会社アースコネクションを立ち上げた中村芳久氏。
介護業界の現状や自社サイト「介護ナビゲーター.com 老人ホームの相談窓口」、介護ナビゲーターとして定期的に開催する無料セミナーについて話を伺った。

 

高齢化社会を生き抜くには正しい情報が不可欠

中村氏が30歳を迎える頃に身内の不幸が続き、彼らの闘病の実情を知りサポートする日々が続いた。
「世界最高水準と言われる日本の医療技術でも、救うことができない命がある。人はなぜ苦しみながら死ななければならないのか? 当時はそんな事を考え、健康や病気について深く研究するようになりました」様々な健康問題を調べるうち、次第に高齢化社会に取り組む人々との交流が増えたという。

高齢者世帯における老老介護や単身高齢者と孤独死など、深刻な問題が増加している事を知り、中村氏は起業を決意した。
「身内を亡くした時に、世の中に情報が溢れすぎていてどれが正しい情報なのか、どの情報を信じればよいのかが分かりませんでした。ならば今度は私が高齢化社会の現状を伝えるとともに、正しい知識と解決策を発信していきたいと思っていたんです」そうして2014年1月、株式会社アースコネクションを設立した。
高齢者のみならず、介護業界に従事する人々にも焦点を当てた取り組みを行う。

2025年には約30万人が不足すると言われている介護職員の問題、また過酷な労働環境で心を病んでしまう介護従事者の事、離職予防の取り組みとして伝えている。
メンタルヘルス研修の支援をしている。


介護に関する様々な相談にのる中村氏。

ホームページでも老人ホーム選びをサポート

中村氏は現在、〝介護ナビゲーター〟としてシニア世代のサポートにも力を入れている。
単身高齢者世帯に向けた家事代行サービスや、老人ホームの無料紹介からどんな相談でも無料で行う。

「これまで日本を支えてきてくれたシニア世代を、放っておけないですよ」大のおばあちゃん子だったという中村氏は柔和な顔で語る。
シニア世代とその家族に接するうち、多くの人が老人ホーム選びに苦労している事を知った。

「千葉県内には約400の有料老人ホームがあります。資料を取り寄せて積極的に調べる方も多いですが、正直、どの施設が良いのか迷う方がほとんどです。家を探すには、賃貸不動産へ行かれるように住まい探しには、専門家が必要不可欠です。トラブル防止についても対応できる老人ホーム選びの総合窓口的なサービスが必要だと感じました」
そこで今年1月、県内の有料老人ホームに特化したウェブサイト「介護ナビゲーター.com」を開設した。

老人ホームの正しい知識とユーザーの希望に合った施設を提案するのが主なサービスだ。
掲載する施設は、実際に中村氏が現地に出向き、利用者の声などを入念にリサーチしてから決める。
「きちんと自分のフィルターを通してからでないと、自信を持っておすすめできないですから」現地見学会を行い、職員の方や利用者の方たちとの意見交換も可能だ。


利用者ご家族を連れて介護旅行を実施。

シニア世代に向けた新たな戦略が始まる

中村氏は定期的に「満足できる老人ホームの選び方」と題した無料セミナーを行う。
有料老人ホームの種類や金額面の話から、施設を選ぶ際のポイントなどを、自身の知識や経験を元に伝えている。
また、セミナー後に行う施設見学ツアーも好評だという。

「4月25日にも千葉市生涯学習センターでセミナーを開催する予定です。それ以外にも、某施設の女性入居者を対象にした美容イベントも企画しています」
ネット、セミナーの2本柱でシニア世代をサポートする中村氏が次に考えているのは、自社店舗の開設だ。
「シニアの方々が気軽に立ち寄れるようなカフェにして、そこで老人ホームの情報も発信していければと。それと同時に、シニア世代の雇用にも貢献できると考えています」早ければ今年中には3本目の柱ができることになる。

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